TED動画の入り口にたどり着いた人は以下の3つのうちのどれかをTED動画に期待しているのではないでしょうか?
・TEDを英語学習に役立てたい
・最新の知識や教養を身につけ学びたい
・スピーチそのものをエンターテイメントとして楽しみたい
もしそうであるなら大正解。TED動画は上記のどれをも満足させてくれます。
例えばTED動画は英語学習の教材として利用したい人にはうってつけです。
映画を字幕なしで観るのはレベルが高いし難しすぎるけれど、単なる英語教材は退屈すぎる。そんな人に丁度良いのがTED動画です。
また、TEDに興味がある意識が高い皆様ならお気づきかと思いますが最新の知識や教養の多くは海外から入ってきます。
本屋に置かれているビジネス書やテクノロジーに関する本の多くが「シリコンバレー発」「米国○○大学の最新研究!」とうたわれていたりするのはまさにその証拠です。
そんなTED初心者さんに、おすすめ動画を紹介します。本記事をお読み頂き、あなたの日々のルーティンにTED動画が加わること請け合いです。
マット・カッツの30日間チャレンジ(3分11秒)
まだTED動画を視聴したことがないという人であれば、まずはこの動画から視聴してみてください。TED動画と言えば「マット・カッツの30日間チャレンジ」と言えるほど定番中の定番です。
今回は英語学習におすすめな代表格として取り上げていますが、本動画は英語学習に適しているだけでなく学びもあり、またスピーチとしても鮮やかな一本です。
実際、僕もこの動画で少なからず人生が変わりました。
人生を変えたい、何から始めたらいいのかわかない、でも何者かになりたい、そんな風に思っている方には必ず響きます。僕の最初の一歩はこの動画から始まったと言えるくらい素晴らしいです。
最後に珠玉の一節を紹介させてください。
「What are you waiting for?」(あなたは何を待ってるの?)
観れば人生が変わります。
▶本動画に登場する「What are you waiting for ?」というフレーズの解説はこちら。
What are you waiting forの意味は?よく耳にするフレーズの使い方!
デレク・シヴァーズ:社会運動はどうやって起こすか(2分53秒)
タイトルに「社会運動」とついているので一瞬とっつきにくく感じるかもしれませんが、ちょっと待ってください。めっちゃくちゃ面白いので是非視聴してください。
本動画はまさに「学び」があるTED動画の代表格です。それでいてユーモアもあって最後はスタンディングオベーションで終わります。
あなたは日常生活のなかで、あるいは集団のなかでどのような人ですか?リーダータイプでしょうか?あるいはリーダーになれたらいいのにな、と願っているタイプでしょうか。
本動画ではまさに目から鱗の学びがあり、身の周りにいる人の見方が変わるかもしれません。
あなた自身の行動も変えてしまうほどの学びが、この動画にはあります。
▶本動画に登場する「Did you catch it ?」というフレーズの解説はこちら。
Did you catch it ?の意味は?ビジネスでよく耳にするフレーズの使い方と使用例!
ジェシー・アーリントン: 新しくないものを着ること(5分08秒)
なんて楽しそうにスピーチする人なんでしょう。そして笑顔が可愛らしすぎます。自分の好きなことを嬉しそうに、楽しそうに語り、こちらも最後はスタンディングオベーションをもってスピーチが終わります。
TED動画の醍醐味は「学び」だけでなく、こうして純粋にスピーチを楽しめるところにもあります。彼女の紹介する色あざやな装いと、彼女なりの人生訓を聞きながら、まるでちょっとしたファッションショーの観客になった心地がします。
好きなものは好き!
そうして生きている人はたくさんいます。あなたも僕も、そんな人たちの一員となりましょう。
本動画に登場する「second-hand」というフレーズの解説記事はこちら。
second-handの意味は?ビジネスでよく耳にするフレーズの使い方と使用例!
ジェイ・ウォーカーが語る世界の英語熱(4分16秒)
コロナ以後、WEB会議が増えました。例えば欧州、シンガポール、日本、のように複数の国の間でWEB会議を行うことも珍しくありません。そしてその時に使用される言語は英語です。
これはつまり、何も日本だけが第2外国語としての英語に力を入れているというわけではなくて世界中の国が同じ条件なのだと言うこともできます。
誰もが数字が理解できるように、誰もが好きな音楽があるように、誰もが英語で話すことになる日はそう遠くはないのかもしれません。
「そろそろ英語の勉強をはじめよう」
そんな台詞は死語となる日はもうそこまで来ています。
▶やばい!今すぐ英語の勉強を始めようと思った方はこちらをどうぞ。
>>大人が英語を学ぶ必要性とその実態|メリットや求められる英語レベルの解説
アンジェラ・リー・ダックワース 「成功のカギは、やり抜く力」(6分00秒)
成功のカギを握っているのは「やり抜く力」です。ある人はほっとし、ある人は絶望したのかもしれません。なぜなら「やり抜く力」は誰もが持っている力であると同時に一番むずかしいことでもあるからです。
この記事を読まれているということは、あなたにとって成功とはもしかしたら英語と結びついているものなのかもしれません。
英語を勉強しTOEICで高得点を取ることで目標が達成される人、あるいは英語そのものを通して夢を叶えようとしている人、きっと色んな人がいるのだと思います。僕もその一人です。
「やり抜く力」で叶えたい夢を実現させましょう。
「やり抜く」ためには方法は何だって良いのです。大丈夫。あなたの選択は正しい。これからも自信をもって取り組みましょう。
このことに気がついたあなたは他の人よりも一歩も二歩も成功に近づいているのですから。
今回の動画の参考書籍はアンジェラ・ダックワースの「やり抜く力 GRIT(グリット)」です。世界的ベストセラーであり、あのバラク・オバマ、ビル・ゲイツなどがこの本の重要性を認めています。彼女はこの「GRIT」の研究でノーベル賞に匹敵するマッカーサー賞(天才賞)を受賞しています。
やり抜く力
そもそも「TED」って何?
TEDとは「Technology Entertainment Design」の頭文字をとったもので、アメリカに本部を置く非営利団体です。世界各国の著名人を招いての講演会動画やあらゆる分野のスペシャリストのスピーチ動画を無料で配信しています。
過去にはビル・ゲイツやビル・クリントン、スティーブ・ジョブズなどの著名人も登壇したり、英語圏だけでなく日本人のスピーチも視聴することが出来ます。日本人の方の発音はちょっと気になりますが、それでもTEDで充分スピーチすることが出来るし、世界の人に英語が通じるのだという勇気が貰えます。
TEDで英語学習をする3つのメリット
TED動画は様々な楽しみ方ができますが英語学習に利用する人もたくさんいます。英語学習だけに限りませんが僕が感じているTEDを利用するメリットは以下の3つです。
- 幅広いコンテンツが楽しめる
- 英語と日本語の字幕がある
- 英語+αのインプットがある/英語のプレゼンも学べる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
幅広いコンテンツが楽しめる
とにかくジャンルが多岐にわたっているので、興味のある動画を必ず見つけることができます。TEDのホームページから検索することができる人気ジャンルには下記のようなものがあります。
- テクノロジー
- エンターテインメント
- デザイン
- ビジネス
- 科学
また、好きなジャンルの動画を観ることも楽しいですがユーモラスなスピーチ、感嘆してしまうようなスピーチ、熱狂してしまうスピーチ、本当に様々なスピーチがあるのでお気に入りのスピーチを見つけることも楽しみの一つです。
英語と日本語の字幕がある
僕がTEDでの英語学習が継続できているのは、字幕の表示と非表示、日本語字幕と英語字幕の切り替えが簡単に可能だからです。ここの手間が複雑だとすぐに使わなくなってしまいます。わざわざ他のサイトへいって内容を調べたりする必要がないところが便利で学習がしやすいです。
英語+αのインプットがある/英語のプレゼンも学べる
TEDのスピーチ内容はビジネス書に書かれているような情報や知識もあれば、自己啓発のようにモチベーションをあげてくれるものまで役立つものがたくさんあります。またプレゼンの構成からスピーチでの立ち振る舞い、ボディランゲージの使い方まで、プレゼン自体の学びに役に立ちます。
動画を視聴すると英語を学ぶだけでなくビジネスに役立つ情報や知識、モチベーションアップ、さらにはプレゼンスキルまで様々なインプットを1つの動画から得ることができるのです。
▶こちらの記事ではTEDが英語学習におすすめな理由をさらに深掘りしてます。
>>英語学習にはTEDがおすすめ!勉強方法から字幕の表示方法まで解説します
まとめ
本記事は英語学習にTEDを役立てたい、最新の知識や教養を身につけたい、という方に向けて書いてきました。
いまや世界中にインターネットが普及し、普段の生活では出会えない人のスピーチ、言葉、教え、が誰にでも容易に、こうして手に入れられる環境になりました。その情報を生かすも殺すも僕たち次第です。
今回の記事があなたにとって少しでも学びがあり、人生に何らかの変化があったなら幸いです。
英語学習の面で言えば、僕自身もTEDを楽しみながらリスニング力を鍛えている1人です。一方でスピーキング力については僕はオンライン英会話を使用して勉強しています。
そちらについても記事を書いていますので参考になれば嬉しいです。