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よく見かけるフレーズでありながら、その場限りの理解となってしまうフレーズ「I’m afraid」を今回は取り上げます。意味は「残念だけど~です」「~を恐れている」です。
今回の記事でも例文を多く取り上げていますので是非、この表現に慣れて使えるようになってください。
「I am afraid」の意味は?
![](https://otonaccc.com/wp-content/uploads/2023/08/phrase9-1024x647.jpg)
I am afraid(that),I am afraid of~
- ~が怖い
- 恐れている
- 残念だけど、申し訳ないけれど、恐れ入りますが
という意味として使用されます。
「I am afraid」は相手への丁寧な伝え方であり、遠回しに断りや不安を伝えるのに役立つ表現です。例えば恐れを表現する例として以下のように使用されます。
“I am afraid of spiders.”
「私はクモが怖いです」
また失礼なことや嫌なことを言う時に、それを遠回しに伝えるために使われますが、その場合「申し訳ありませんが」「恐れ入りますが」といったニュアンスを含みます。
“I am afraid that I won’t be able to finish the project on time.”
「私はプロジェクトを時間通りに終えられないのではないかと心配しています」
“I’m afraid I won’t be able to attend the meeting tomorrow.”
「申し訳ありませんが、明日の会議に出席できない可能性があります」
“I’m afraid I’ll need an extension for the deadline.”
「恐れ入りますが、締め切りを延長していただけないでしょうか」
「I am afraid」というフレーズと日本語の「恐れ入りますが」との関連は、両方とも相手に対する丁寧さや遠慮深さを示す表現である点にあると言えます。
よく使う「I am afraid」の使い方・会話例
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それでは会話例をもとに、さらに「I’m afraid」の意味と使い方に慣れていきましょう。
「I am afraid」の会話例①
友人: “Could you help me move the heavy box?”
「その重い箱を運んでくれる?」
黒眼鏡: “I am afraid I hurt my back yesterday, so I won’t be able to help.”
「申し訳ないけど、昨日背中を痛めてしまったから、手伝えないよ」
日本語訳に引っ張られて「I’m afraid, but」と言いたくなってしまいますが英語では文法的に間違いになりますので注意が必要です。
「I am afraid」の会話例②
上司: “Will you be able to attend the party this Saturday?”
「今週の土曜日、パーティに来てくれる?」
黒眼鏡: “I am afraid I have a prior commitment and won’t be able to make it.”
「恐れ入りますが、先約があり参加できないんです。」
「I’m afraid」をつけることによって丁寧な言い回しになっています。
「I am afraid」の会話例③
先輩: “Could you lend me some money until my paycheck arrives?”
「給料が入るまで、少しだけお金を貸してもらえないかな?」
黒眼鏡: “I am afraid I’m also tight on funds this month, so I can’t help you out.”
「申し訳ないですが、今月は僕もお金が少ないので、助けることができないんです。」
こちらも丁寧なお断りのニュアンスが伝わります。本当は力になってあげたいのだけど、どうしてもできないという気持ちが伝わります。
「I am afraid」はどんなシチュエーションで使う?
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それでは今度はシチュエーションを想定して例文を見ていきましょう。
直接の恐れや心配を表現する場面
この場面では実際の恐怖や不安を伝えるために使用されています。この例文では「I am afraid of~」という形で、特定の事象に対する恐れを表しています。
“I am afraid of flying. It makes me really anxious.”
「飛行機に乗るのが怖いんです。すごく不安になります」
遠回しに断りや悪い知らせを伝える場面
ここでは、失礼なことや嫌なことを遠回しに伝える場面として使用されています。この例文では「I’m afraid」を使って、お断りのニュアンスを含ませつつ、その後に「I won’t be able to…」と続けて、具体的な行動の制約を述べています。
“I’m afraid I won’t be able to make it to your party next week.”
「恐れ入りますが、来週のあなたのパーティには参加できないと思います」
お願いや依頼をする際の丁寧な言い回し
最後に、この場面では相手に対して丁寧な口調でお願いや依頼をする時に使用されています。この例文では「I’m afraid」を使って、相手に対する丁寧な導入を行った後に「I’ll have to ask for…」と続けて、自分の要望を伝えています。
“I’m afraid I’ll have to ask for an extension on the deadline.”
「恐れ入りますが、締切を延長していただく必要があります」
これらの例文から分かるように「I am afraid」はさまざまな場面で使用される表現で、その文脈に応じて異なるニュアンスを持つことがわかります。
「I am afraid」の類似フレーズ「I’m sorry」との違い
![](https://otonaccc.com/wp-content/uploads/2023/08/phrase12-1024x600.jpg)
「I am afraid」とよく似たフレーズに「I’m sorry」があります。どちらも「申し訳ない」というニュアンスを含んでいて分かりづらいですが明確な違いがあります。
「I’m sorry」の使い方
改めて「I’m sorry」の使い方を解説すると、「I’m sorry」は何か間違ったことをしたときや誰かに迷惑をかけたときに使う言葉です。相手に対して謝罪やごめんなさいを伝えるときに使います。
“I’m sorry for being late.”「遅れてごめんなさい」
「I’m afraid」の使い方
一方で「I’m afraid」ですが、何か不都合な情報を伝えたり、依頼をする前に使う言葉でした。つまり相手に対して断りや不都合なことを伝えるときに使いますが、謝罪ではないのです。
“I’m afraid I won’t be able to make it to the meeting.”
「申し訳ありませんが、会議に出席できないと思います」
まとめると「I’m sorry」は謝罪の言葉で、自分のミスや誤解について使います。一方「I’m afraid」は、謝罪ではなく、相手に何か不都合な情報を伝えたり、丁寧に断りを入れる時に使います。いずれにしても、どちらもコミュニケーションにおいて大切な表現と言えます。
実際の使用例「TED Talks」より
今回のフレーズ「I’m afraid」はTED Talksの中の「私は死ぬのでしょうか?真実を答える」というマシュー・オライリーさんのスピーチで見つけることが出来ます。こちらは僕のお気に入りのスピーチの1つです。是非フレーズだけではなくてスピーチも堪能してみてください。
I was afraid. I was afraid if I told them the truth, that they would die in terror, in fear, just grasping for those last moments of life.(58秒)
このように、当たり前ですがTED Talksのスピーチにはネイティブが使用するフレーズがたくさんあります。英語学習に役立つこと間違いありません。今回のように感動できるスピーチに興味を持たれた方は下記の記事がおすすめです。
思わず胸がジーンとする感動のTEDおすすめスピーチ3選!
まとめ
それでは「I’m afraid」についてまとめていきましょう。だいぶ使い方のコツを掴めたのではないでしょうか。
- 意味は「残念ながら~」「申し訳ありませんが」「~を恐れている」
- 断りや不安を丁寧に伝える表現である
- 類似フレーズ「I’m sorry」との違いに注意する
最初は慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、使う機会が多いフレーズなので、すぐに使いこなせるようになっていけそうですね。