eitherの意味は?ビジネスでよく耳にするフレーズの使い方と使用例!

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頻出フレーズ

よく聞くけど自分では使えないフレーズの代表格「either」の登場です。今回は「either」への苦手意識に終止符を打ちます。

「either」の基本の意味は「2つのうちのどちらかひとつ、これが核となります。まずはここを押さえましょう。

色々と調べてみましたが「either」については品詞ごとで理解していくのが早道のようです。

品詞と聞くだけでうんざりしている方、僕も全く気持ちは同じですが、今回ばかりは甘んじて受け入れましょう。

この記事を書いた人
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「either」の意味は?

either

  • 2つのうちのどちらかひとつ

では、いきますよ。しばらくは品詞の話が続きます。ぐっと堪えてください。

「either」には4つの品詞があり、それぞれの品詞の中で意味が異なります。4つの品詞とは「形容詞」「代名詞」「接続詞」「副詞」です。

形容詞としての「either」「どちらか一方の」

形容詞としての「either」は、2つの選択肢のうちのどちらか一方を示す際に使用されます。また「either」の後ろにくる名詞は単数形のみになりますので注意しましょう。

“You can choose either cake.

「ケーキのどちらか一方選べます」

代名詞としての「either」「どちらか一方の」

形容詞と同様に代名詞としての「either」は、2つの選択肢のうちのどちらか一方を指し示す言葉です。

“I can lend you either.”

「どちらかを貸してあげられます」

否定文として使う場合は「どちらも~ない」となります。

“I don’t like either of these movies.”

「これらの映画のどちらも好きではありません

接続詞としての「either」「AかBかのどちらか」

接続詞としての「either」は、2つの選択肢のうちどちらか一方を選択するときに使います。肯定文や否定文の後に続けて「either A or B」という形で使われ、文の中で2つの選択肢をつなぐ役割を果たします。

“I can go to the movies with you either today or tomorrow.”

「映画を見には、今日明日、どちらかできます」

副詞としての「either」「(否定文で)〜もまた(…ない)」

否定文で「どちらも~ない」を示すために使用されることが多いです。否定文では、2つの選択肢のうちどちらも選択できないことを示します。

“”She doesn’t want either the red dress or the blue one.””

「彼女は赤いドレスも青いドレスもどちらも欲しくない

この文では「either」が副詞として否定文内で使われ、赤いドレスも青いドレスもどちらも欲しくないことを示しています。つまり、どちらも選択されないことを強調しているのです。

なんとか持ちこたえましたね。ニュアンスを忘れてしまわないうちに具体例をつづけて見ていきましょう。

よく使う「either」の使い方・会話例

「either」の会話例①

友人: “What flavor of ice cream would you like, chocolate or vanilla?”
「アイスクリームの味、チョコレートかバニラ、どちらがいいですか?」

赤い口紅の女性: “I can’t decide. I’ll have either chocolate or vanilla.”
「決められないわ。チョコレートかバニラ、どちらか一方にするね」

この例文の中での「either」の品詞は代名詞です。「either」は代名詞として、2つの選択肢のうちどちらか一方を指し示す役割を果たしています。

具体的には、赤い口紅の女性がアイスクリームの味を選ぶ際に、どちらか一方の選択肢である「chocolate」または「vanilla」を指しています。

「either」の会話例②

彼氏: “Do you want to watch a comedy or a thriller movie tonight?”
「今夜、コメディ映画とサスペンス映画、どちらが見たい?」

赤い口紅の女性: “I’m in the mood for either movie.Surprise me!”
「どちらでもいい気分よ。驚かせてね!」

この例文の中での「either」の品詞は形容詞です。

赤い口紅の女性が「I’m in the mood for either movie.」と答えることで、どちらか一方の映画を指し示しています。

形容詞としての「either」は、選択肢の中からどちらか一方を選ぶ意思を示す役割を果たしています。

「either」の会話例③

同僚: “Are you available for a meeting tomorrow morning or in the afternoon?”
「明日の午前中か午後、会議に参加できますか?」

赤い口紅の女性: “I have a morning appointment, so I can meet either in the afternoon or on Friday.”
「午前中に約束が入っているので、午後か金曜日に会えます」

この例文の中での「either」の品詞は接続詞です。

赤い口紅の女性の返答で、「I can meet either in the afternoon or on Friday」と言うことで、2つの異なる時間の選択肢を提供しています。

接続詞としての「either」は、文中で2つの選択肢を結ぶ役割を果たし、どちらか一方を選択する際に使われています。

「either」はどんなシチュエーションで使う?

「either」はさまざまな場面で使われる多目的な単語です。

以下に、異なる文脈で「either」がよく使われる場面と、それぞれの場面に応じた例文を日本語訳つきで紹介します。

選択肢を提示する場面

“Would you like either tea or coffee?”

「紅茶かコーヒー、どちらかお好きですか?」

「either」は、2つ以上の選択肢を提示し、相手にどちらか一方を選ばせたり、選択肢を明示的に表現するのに使います。

否定的な選択を示す場面

“I can’t eat either pizza or pasta because I’m on a diet.”

「ダイエット中なので、ピザもパスタもどちらも食べられません。」

「either」は否定的な文脈で使われ、2つの選択肢のうちどちらも成り立たないことを表します。

疑問文で選択を尋ねる場面

“Which movie do you want to watch, either the action film or the romantic comedy?”

「どちらの映画を見たいですか?アクション映画かロマンティックコメディか、どちらかを選んでください」

「either」は疑問文で使われ、相手に2つ以上の選択肢のうちどちらか一方を選ばせるための質問に使用されます。

好みや許容範囲を示す場面

“I can meet you either at the café or at the park, whichever is more convenient for you.”

「カフェでも公園でも、どちらでも都合が良い方でお会いしましょう」

「either」は、好みや許容範囲を表現するのに使われ、相手に選択肢の中からどちらか一方を選ばせることなく、どちらでも受け入れ可能であることを示します。

類似フレーズ「Neither」の意味は?

「Neither」は、2つの選択肢や状況がどちらも成り立たない場合、またはどちらも該当しない場合に使用されます。

意味は「どちらとも〜ない」です。否定的な文脈で使われ、両方が否定されることを示します。つまり「Neither」は通常、肯定文では使われず、否定文や疑問文でよく見られます。

Neither of them can swim.”

「彼らのどちらも泳げません」

“Which color do you prefer, red or blue?”
「赤と青のどちらが好きですか?」

Neither. I like green.”
「どちらも嫌です。緑が好きです」

「either」と「neither」の違い

これまで見てきましたように「either」は、2つの選択肢からどちらか一方を選ぶことを示すときに使い、どちらかというと肯定的な文脈で使われていました。

“You can have either pizza or pasta for dinner.”

「夕食にはピザかパスタ、どちらかを選ぶことができます」

一方で「neither」は、2つの選択肢や状況のうちどちらも成り立たない場合、またはどちらも該当しない場合に使い、否定的な文脈で使われます。

Neither of them can swim.”

「彼らのどちらも泳げません」

「either」は2つの選択肢からどちらか一方を選ぶ場合に使い、一方で「neither」は2つの選択肢がどちらも該当しない場合に使い、否定文で使います。

要するに「either」は選択の中から一方を選ぶとき、「neither」はどちらも選ばないときに使う言葉と言えるでしょう。

実際の使用例「TED Talks」より

それでは「either」が実際に使用されているスピーチをTED Talksの中からご紹介したいと思います。

今回のスピーチは行動や学習を科学的に研究しているマリリー・オペッゾさんによる「もっと創造的になりたいなら散歩に出よう」というスピーチです。

※字幕は英語、日本語、を画面右下から選ぶことができます。

You were either walking indoors or outdoors.(0分30秒)

You either did this test and came up with ideas while you were seated or while you were walking on a treadmill.(2分04秒)

いかがでしたでしょうか。今回の動画は5分程度のものなので英語学習のシャドーイング教材などとしても使用できそうですね。内容も気になった方には是非こちらをおすすめします。

歩くだけでクリエイティブになれる!?散歩と歩くことにまつわる動画3選

まとめ

それでは「either」についてまとめていきましょう。今回はなかなか手強かったです。

  1. 意味は「2つのうちのどちらかひとつ」
  2. 2つの選択肢からどちらか一方を選ぶことを示す
  3. 会話では相手にどちらか一方を選ばせたり、選択肢を明確に表現する時に使用される

いずれにしても例文を繰り返し読んだり、積極的に会話の中で使ってみることが「either」を身につけるために重要そうです。