英語学習方法のシャドーイングをしたいと思っている人に間違いなくおすすめなのが「スタディサプリENGLISHビジネス英語」です。
僕自身もシャドーイングを英語学習に取り入れていますが「スタディサプリENGLISHビジネス英語」は他のアプリを圧倒する利便性です。
そこで本記事では、
・スタディサプリENGLISHビジネス英語の優秀すぎる機能
・スタディサプリENGLISHビジネス英語を使った正しいシャドーイングのやり方
について写真つきで徹底的に解説をしていきます。
またシャドーイング初心者向けの方にも理解しやすいように、シャドーイング自体についても詳しく解説していきます。
本記事を読んでいただき、是非、シャドーイングの基礎知識と「スタディサプリENGLISHビジネス英語」を使ったシャドーイング方法を身につけていってください。
- 海外事業部20年目の海外エリアマネージャー
- 日々、英語でWEB会議や英文メールを海外の取引先と実施
- 海外出張は北米や北欧を中心に10か国以上
- オンライン英会話やアプリを使って日々英語を勉強中
- TOEIC 独学 800点
英語学習のシャドーイングとは？
シャドーイングとは英語音声を聞きながら、そのすぐ後を音声の真似をしながら復唱していく学習方法です。
聞こえてくる音声の後を影のようについていくところからシャドーイング(shadowing)と呼ばれています。
もともとは通訳者を目指す英語トレーニングとして開発されました
通訳者を目指す人のトレーニングにもなるくらいですから負荷は高く、難易度は高いですが、正しく実践すれば得られる効果も大きいです。
シャドーイングの効果はリスニングにおいて絶大ですが、それだけでなくリーディング、スピーキングにおいても高い効果があります。
>>スタディサプリEnglish「ビジネス英語」公式ホームページへ
シャドーイングによって得られる効果
シャドーイングはリスニング、リーディング、スピーキングに効果があります。それぞれどうして効果が得られるのかを解説していきます。
リスニングの向上
シャドーイングを行うと、英語のリズムや発音、イントネーションに耳が慣れてきます。
また何度も何度も音声を繰り返し聞き直すことを特徴としているトレーニングなので、その過程で英文に慣れリスニングの向上になります。
リスニングの向上に効果があるシャドーイング。もう少し深く理解していきましょう。
なぜならこの理由を知ることがシャドーイングの効果を大きく高めるのに必要だからです。
ちょっと長くなりますが必ず読んで欲しいです
まずリスニングとは大きく2つのプロセスから成り立っています。それが「音声知覚」と「意味理解」です。
音声知覚・・・聞こえてきた音がなんという単語、フレーズなのかを正確に認識する能力
意味理解・・・認識した単語、フレーズと英文法とその文脈でのニュアンスをふまえて文章の意味を理解する能力
まずは音声知覚で単語を聞き取り、そのあとに頭のなかのデータベースにある語彙や文法知識などを使って内容を理解します。
シャドーイングでは何度も音声を聞くので、英語特有の音に耳が慣れ、音声知覚の能力が磨かれます。
英語特有の5つの音
- 連結 (Linking)
- 同化 (Assimilation)
- 脱落 (Reduction)
- はじき音 (Flapping)
- 弱い形（weak form）
この「英語特有」がやっかいで日本語にはない独特な音声変化をするのです。そしてこの音声変化に対する知識が少ないことがリスニングを苦手にしてしまう理由なのです。
音声変化は難しいことではなくて、ネイティブが音をつなげたり省略したりした方が発音しやすいという理由から起こります。これは日本語でも同じです。
たとえば「銀杏」(ぎん) ＋ (あん) を 「ぎんなん」と発音するのがそうです
逆を言えば、この音声変化に対する知識を得て、英語独特の音声変化を意識してシャドーイングをすることが最も効果的にリスニング力を向上させる方法なのです。
それでは音声変化の代表例の5つ、具体例を挙げて見ていきましょう。
①連結 (Linking) : 単語が連結して発音される
「Red apple」（赤いリンゴ）→ 「Red apple」 は 「Re-dapple」 となります。
②同化 (Assimilation)：2つの音がつながって音声変化が起こる
「measure」（測定する）→ 「mea-sure」と書かれますが、実際の発音では「mea-zhure」となります。
③脱落 (Reduction)：音が発音されない、省略される
「cat」（猫）→ 「cat」の語末の /t/ が脱落して「ca」のように発音されます。
④はじき音 (Flapping)：「t」や「d」の音が「ら行」のような音になる
「water」（水）→ 「wa-ter」と書かれますが、実際の発音では /t/ の後の母音 /ə/ に挟まれる場合、フラッピングが起きて「wa-der」と発音されます。
⑤弱い形（weak form）：機能語が弱く発音される
「he is」（彼は）→「he is」 は通常 「hi ɪz」と発音されますが「s」の部分が弱い形となり「hi z」となります。
シャドーイングをするときは、この5つの音声変化を意識しましょう。
リーディングの向上
シャドーイングは、聴覚（音声）と視覚（文字）の結びつきを強化します。
音声で文章を追いかけながら同時にテキストを読むことで、単語やフレーズの形状やスペル、文法構造の理解向上に効果があります。
またシャドーイングを通じて、自然な言語のリズムやイントネーション、文のつながりなどを理解しやすくなります。
これにより、リーディング時に文章の流れをより自然に理解できるようになります。
スピーキング力の向上
シャドーイングは声を出して練習するのでスピーキング力の向上になります。
もう少し具体的に言うと、英語音声のイントネーション、息継ぎ、リズムの真似をする練習によって自然な発音が身につき、それがスピーキング力の向上になるというわけです。
スタディサプリENGLISHのシャドーイング、優秀すぎる7つの機能
まずはスタディサプリEnglish「ビジネス英語」をシャドーイング用のアプリにおすすめする理由「7つの機能」について紹介してからシャドーイングのやり方の解説に入っていきます。
- 単語の意味やフレーズの解説がある
- 日本語と英語の字幕（スクリプト）が並んでいる
- ワンタップで英文の「再生」「停止」ができる
- クリアな音声
- 字幕（スクリプト）の ON or OFF が簡単にできる
- 録音機能がある
- 音声のスピードを調節できる
それでは順番に見ていきます。
1.単語の意味やフレーズの解説がある
シャドーイングの前段階として、シャドーイングに使う文章については単語の意味、フレーズ、文法にいたるまで完全な理解が必要となります。
シャドーイングの中で手間が一番かかるのがこの部分です
忙しい合間をぬって英語の勉強をしようというのに手間はかけたくありません。
スタディサプリでは単語の意味やフレーズの解説などが用意されているので、シャドーイングを始めるのに余計な時間を使うことなく行えます。
2.日本語と英語の字幕（スクリプト）が並んでいる
シャドーイングではまず英文を読むところから始まりますが、スタディサプリでは英文と日本語訳が並んで表示されています。
他のアプリでは、いちいち前画面に戻ったり、機能のオン・オフが必要になったりするので英文を読みながら日本語訳を目で追う、ということができない場合があります。
その点、スタディサプリはストレスなく英文を読むことができます。
3.英文の「再生」「停止」が簡単にできる
シャドーイングでは、同じ英文を何度もくり返し聞いたり読んだりすることになります。
そのためワンタップでの再生や停止の機能が備わっていることは必須です。
スタディサプリにはもちろんその機能が備わっていますし、さらにセンテンスごとにその機能があるので指先での微妙な調整など面倒な操作は必要ありません。
4.クリアな音声
シャドーイングでは英語特有の音声変化をはじめ、正確な発音やアクセントなどに意識を向ける必要があります。当然のことながら音声はクリアでなければなりません。
スタディサプリは英語学習の専門アプリなので変なノイズはなく音声のみに集中することができます。
5.字幕（スクリプト）の ON or OFF が簡単にできる
シャドーイングのトレーニングでは英文に対して「スクリプトあり」から「スクリプトなし」の順番で進めていきます。
スタディサプリは字幕の「ON」「OFF」切替ボタンがあり、ボタンを押せば瞬時に切り替わります。切替のための待機時間は発生しないのでイライラもなく時間の有効活用ができます。
6.録音機能がある
シャドーイングのトレーニングの仕上げに録音機能を使用します。
わざわざ別のアプリを起動させて録音をしていたら大変な作業ですが、スタディサプリには録画機能が備わっています。
自分の行ったシャドーイングとお手本の発音を比較するために録音をします
しかも読み上げた英文と即座に比較が可能なので、しっかりと自分のシャドーイングを評価することができます。
7.音声のスピードを調節できる
教材として選んだ英文のスピードを調節をしてトレーニングする場合に便利です。スタディサプリの音声調節はボタンひとつで可能です。
自分のシャドーイングの負荷を簡単に調整することができます。
>>スタディサプリENGLISHビジネス英語を現役海外事業部マネージャーがレビュー・効果・使い方を解説
スタディサプリを使ったシャドーイングの正しいやり方
それではスタディサプリEnglish「ビジネス英語」を使ったシャドーイングの正しいやり方を解説していきます。
冒頭にも書いていますがシャドーイングは「正しいやり方」でトレーニングをしないと効果が半減してしまいます。
実際のアプリ画面を紹介しながら6つのステップについて細かく解説していきますので参考にしてください。
また先ほど挙げた7つの機能にも着目しながら見ると、このアプリがいかに優秀かがわかると思います。
Step 1.英文を読んで理解する
シャドーイング練習で使う英文は、しっかり内容が理解できて、聞いてすぐにわかるレベルの英文を使います。
まずは練習に使う英文をチェックしましょう。わからない単語や文法があれば、意味を調べたり、発音を確認したりすることが大切です。
シャドーイングに入る前に使用する英文に不明点が残らないよう、十分に内容理解を行ってください。
Step 2.音読をする
英文を音読しながら自分が発話している単語やフレーズの意味を理解しながら発話します。音の知識と単語や文構造をすり合わせていくイメージです。
意味を理解できなかった箇所は、「定着していない語彙」や「文法を理解していないところ」です。
「読みながら意味がわかる」が大切です。
ここではまだ、発音にこだわる必要はありません。
Step3 .オーバーラッピング（自分の発音を英語の発音へと矯正）
オーバーラッピングは、自分の声を英語の音声に合わせて同時に発音するトレーニング手法です。英文を目で確認しながら、聞こえてくる音声と自分の声を比較して修正を行います。
英語の正確な発音、アクセント、音声変化、リズムなどを身につけることができます
英文のスクリプトを見ながら、音声をよく聞いて、同じスピード、同じ発音、アクセントの場所、リズムなど、忠実に真似をし、出来るまでくり返し行います。
この方法はシャドーイングとは異なり「英文を確認しながら英語の音声と同時に発音する」点が特徴です。
Step.4 シャドーイング（スクリプトあり）
いよいよ本格的なシャドーイングに入っていきます。まずは英文のスクリプトを見ながらシャドーイングを行います。
ここでは音声に注力し、1～2語遅れるくらいで追いかけるようにして同じように発音します。
とにかく音に集中して、正確な発音を同じスピードで再現することが大切です。オーバーラッピングにならないように気をつけましょう。
繰り返し行うことで発音が矯正され、英語の音声に慣れることができます。
これは「プロソディ・シャドーイング」と呼ばれ、音声に焦点を当てたシャドーイング法です。
Step.5 シャドーイング（スクリプトなし）
さきほどとは逆に意味に意識を向けてシャドーイングを行います。
プロソディシャドーイングである程度、音声には慣れたので次は発音には意識を向けず、ここでは意味や内容を思い浮かべながらシャドーイングをすることが目標です。
英語を英語のまま理解することにより、脳のリソースを内容理解に回し処理スピードが向上し、リスニング力の向上になります。
これはコンテンツシャドーイングと呼ばれ、プロソディシャドーイングの逆で、意味に焦点を当てたシャドーイング法です。
Step 6. 聞こえなかった発音できなかった部分を何度も繰り返す
今度は、自分のシャドーイングを録音します。録音した自分の音声を聴くことで、自分の発音やリズムを客観的に評価できます。
強調したいポイントや改善すべき箇所、弱点を見つけ、正確で自然な発音に近づけるようにしましょう。
自分の英語シャドーイングを聞いて課題があれば、できなかった箇所を中心に練習をしていきましょう。
一度シャドーイングをして終わりではなく、お手本と同じスピードで英語を発音しつつ、意味も思い浮かべられるようになるまで、何度も何度も繰り替えしシャドーイングをしましょう。
スタディサプリを使ったシャドーイングの注意点3つ
ここまでシャドーイングの効果や正しいやり方を解説してきましたが、3つの注意点があります。それぞれ説明していきます。
1日あたりのトレーニング時間は20分～30分程度にする
やってみるとわかりますがシャドーイングは非常に負荷の高いトレーニングです。継続をすることが最も大切なので無理をせず、1日あたりのトレーニング時間を調整しましょう。
1日に20分～30分程度のトレーニングでも十分に効果があります
1日に長時間もトレーニングするよりも毎日少しずつ継続した方が学習の効果が出ます。
音声の調整機能を上手に活用する
スタディサプリENGLISHには音声のスピードを調整する機能があります。音声のスピードが早すぎると感じるときは慣れるまで遅めに調整しましょう。
スピードに慣れてきたら速度を少しずつ上げていくようにしてください。最終的にはオリジナルのスピードでシャドーイングを行えるようにします。
ゆっくり目の音声だと日本語にない英語特有の音声変化が起きづらくなってしまいます
内容を暗記しない
シャドーイングは音声から少し遅れて真似をしていくトレーニングです。そしてできるようになるまで何度も同じ英文でトレーニングを行います。
気がつくと内容を暗記してしまっていたり、飽きてしまうこともあります。
スタディサプリENGLISHには、たくさんのレッスンがありますので、自分が2～3日くらいでシャドーイングが完成するくらいのレベルを選び次のレッスンに取組みましょう。
スタディサプリビジネス英語の基本情報（まとめ）
本記事ではシャドーイングとスタディサプリEnglish「ビジネス英語」について、以下のことを解説してきました。
- シャドーイングの効果
- スタディサプリENGLISHの優秀すぎる7つの機能
- シャドーイングの正しいやり方
シャドーイングはリスニング力やスピーキング力の向上に大きな効果があります。ただし、正しいやり方で行う必要があることがわかりました。
そしてスタディサプリENGLISHは、正しいシャドーイングのやり方をサポートしてくれる優秀なアプリであることもわかりました。
スタディサプリENGLISHがあれば、教材を選んだり、面倒な手間をかけたりせずにシャドーイングのトレーニングだけに集中することができます。
あなたのシャドーイングに是非、取り入れてみてください。間違いなくおすすめです。
スタディサプリENGLISHビジネス英語の基本情報
「スタディサプリENGLISHビジネス英語」の基本情報はこちらになります。7日間の無料体験ができますので迷っている方はまずは無料体験から試してみた方が良いでしょう。
| 月額料金 | 3,278円 |
| 受講スタイル | アプリ学習 |
| 無料体験 | 7日間（無料期間は申込日が1日目） |
| 特徴 | プレゼン、会議、海外出張などあらゆるビジネスシーンで 使える英語が学べる |
| 4つの学習レベル | Lv1：TOEIC 400点 (海外出張編) Lv2：TOEIC 600点 (PC事業部の危機編) Lv3：TOEIC 730点 (新商品開発編) Lv4：TOEIC 860点 (グローバル進出編) |
| 8つの本格トレーニング | 1.会話理解クイズ 2.単語イディオムチェック 3.ディクテーション 4.会話文チェック 5.シャドーイング 6.キーフレーズチェック（ネイティブ講師） 7.リード＆ルックアップ 8.瞬間発話プラクティス |
