【TED動画】「マインドセット(やればできる)」ついて学ぶ。英語初心者向けおすすめTED動画。

※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

おすすめTED

毎日こつこつと努力をしている人ほど時には不安を感じてしまうものです。自分は正しい方向に向かって進んでいるのかが不安になります。そんな毎日努力をしているにも関わらず不安になってしまう人にちょっとした「マインドセット」のコツを教えてくれるのが今回の動画です。

  • もしかしたら努力以外に何かコツがあるの?
  • 「できる人」と「できない人」の違いって何だろう?
  • 具体的に何をすればいいの?

このような悩みや疑問に答えてくれます。

もしかしたら動画を視聴した後は拍子抜けするかもしれません。そんなシンプルなこと?そう感じられるかもしれません。ですが、シンプルであるがゆえに実践がむずかしく、だからこそほとんどの人が実践できていないのです。いえ、おそらくほとんどの人はそんなことシンプルなことにさえ気がつくことなく人生を終えてしまうのでしょう。せっかくの人生ですから本動画で「マインドセット」のちょっとしたコツを学び、「できる人」になろうではありませんか。

また本記事では動画を使用してシャドーイングなどの英語学習に役立てられるように英単語リストも用意してあるのでご活用ください。

▶成功に関するコツを集めた記事はこちらになります。
シャドーイングをしながら「成功」について学ぶ。短くて初心者向けおすすめTED動画。

この記事を書いた人
  • 現役の海外事業部マネージャー
  • 海外出張は北米や北欧を中心に10か国以上
  • Toeic 800点以上
  • 幼少期を海外で過ごす(詳しくはプロフィールに)

必ずできる!― 未来を信じる 「脳の力」 ―

今回の動画時間は「10分11秒」です。字幕は画面右下のボタンから変更可能です。
シャドーイングをする方は、まずは字幕を見ず音声のみで視聴することをおすすめします。
僕が感じる難解な単語は動画画面のすぐ下に配置しました。参考にしてください。
また海外営業20年の経験から、ビジネスの現場で頻出の単語もまとめましたので参考にしてください。

難解な単語

informative: 情報を提供する、情報に富んだ
tragic: 悲劇的な、悲しい
catastrophic: 壊滅的な、破局的な
luxuriating: 贅沢に過ごす、楽しむ
tyranny: 圧政、専制政治
cheat: 不正をする、ごまかす
confronted: 直面する、対峙する
praise: 賞賛する、褒める
perseverance: 忍耐、不屈の精神
resilient: 弾力がある、回復力のある
persistence: 持続、粘り強さ
transition: 移り変わり、推移
chronically: 慢性的に、長期にわたって
underperform: 性能が低い、機能不全
inevitable: 避けられない、必然的な
district: 地区、地方
outdid: 上回る、勝る
solid: 固体の、堅固な、しっかりした

ビジネス頻出の単語

graduate: 卒業する
failing grade: 落第
insight: 洞察力
critical: 批判的な
slightly: わずかに
validation: 承認、妥当性の確認
award: 賞
reward: 報酬
confidence: 自信

気になるフレーズ

coped with: 対処した
could be developed: 発展する可能性がある
gripped in: にぎりつかれた
They don’t engage with it.: 彼らはそれに関わらない
raising our children: 子育てをする
are obsessed with: に夢中である
declining grades: 成績の低下
steeped in: に浸かっている
feel dumb: 馬鹿に感じる
are capable of: できる能力を持っている

▶シャドーイングと同時に発音も見直したいあなたへ。

ハツオン|発音専門のオンライン英語コーチングの無料体験申込み

おすすめ動画|必ずできる!「マインドセット」ついて学ぶ。

それでは今回の動画の要約です。TED動画で日本語訳を確認することが可能ですので正確な内容の理解と翻訳はそちらをご確認ください。こちらでは、TED動画を英語学習に使用する前にまずは動画の要点を知っておきたい方、英語ではなくて純粋に内容を楽しみたい方に向けて書かれています。

結論

「成長型マインドセット」を身につけましょう。それは新しいことに挑戦し、その困難さと過程を楽しむことです。何か新しいことや難しいことを学習しようとすること。それは脳内のニューロンを新しく結合させ、その分だけ私たちを賢くしてくれるのです。

「まだ」あるいは「未合格」という言葉。

キャロル・ドウェックはシカゴのある高校で試験に合格できない場合、生徒は「未合格」という成績を与えられるという話を聞き感銘を受けます。なぜなら「不合格」では生徒は「自分はダメだ」と思ってしまいますが「未合格」は「まだ合格ではない」というように将来は合格できる、という可能性を示してくれているからです。このことは彼女の研究に多大な影響を与えました。

「成長型マインドセット」「停滞型マインドセット」

彼女は子供たちの 「挑戦」と「困難」への対処方法を検証しようと、10歳の子供たちに 「ちょっと大変」な課題を与えました。その中で驚くほど前向きな反応を示した子供たちとそうでない子供たちがいました。

前向きな子供たちは「挑戦が大好き!」 「わかることが増えるって楽しい!」というように、彼女が「成長型マインドセット」と呼んでいた「能力は開発できる」ということをわかっていました。一方、そうでない子供たちは「惨めだ」 「最悪だ」 という感情になっていました。それは「停滞型マインドセット」と呼ばれるもので、そのようなマインドセットでは能力とは評価の対象であり、今現在の自分を評価してしまうのです。「ちょっと大変な」課題に直面すると、自ら「失敗」の烙印を押してしまうのです。

また別の研究調査によると、「停滞型」の生徒たちは失敗の後、自分たちより出来が悪かった「誰か」を探していたり、難しい問題を避けるようになることがわかりました。逆に成長型マインドセットは、「能力は開発できる」という発想の子供たちなので難しい問題に真剣に取り組んでいました。間違いから学習をしているのです。

「成長型マインドセット」の育て方

もしかすると私たちは「今」の評価だけを気にするように子供たちを育てていないでしょうか?通知表に「5」を並べたいと思うような子供に育てていて、将来の夢の描き方がわからない子供になってしまっているのではないでしょうか?

では、逆にどうすれば「成長型マインドセット」となるような子供が育つのでしょうか?

それは賢くほめることだ、と彼女は言います。ただし褒めるのは「知能」や「才能」ではなく今取り組んでいるものに対する「プロセス」を褒めるのです。その取り組みにおける「努力」「やり方」「集中力」「忍耐力」「進歩」こういうプロセスを褒めるのです。

「まだ」あるいは「未合格」という言葉の効果とは?

「まだ」や「未合格」という言葉は、子供たちが自信を身につけたり「やり抜く力」の源泉である「未来へのこだわり」や生徒自身のマインドセットを変えることができます。ある研究調査で生徒にこう教えました。

何か新しいこと、難しいことを学習しようとしてコンフォートゾーン (脳が慣れ親しんだ状態 ) を
押しのけると脳内ではニューロンが新しく結合されて頭はさらに良くなっていくんだよ、と。

この脳の仕組みを生徒たちに教えてあげることによって中学生になって勉強が難しくなったにも関わらず生徒たちの成績は伸びていきました。この「まだ」づくしの成長型マインドセットの授業は、慢性的に学力不足である都心部やアメリカ先住民居留区の子供たちに対しても成績をあげることに有効であったことが確認されています。

必ずできる。未来を信じる。

もう人生を無駄に生きるのはやめましょう。「能力」は開発できるのです。それはつまり、子供たちにとっても基本的な人権とも言えるでしょう。今までは諦めの気持ちを生む「努力」や「困難」は、捉え方を変えただけで、頭が良くなっていく時間に変えることができるのです。

感想|僕たちは「今の成果」しか見ていなかった

「今」成果が欲しい。あなたはそう思っているかもしれません。僕はそう思っています。でも、もしかするとそれは日々の難問、困難、疑問に布をかぶせてしまって見えなくしてしまっている行為なのかもしれません。

僕たちのしなければいけないことは、この日々の難問、困難、疑問に立ち向かうこと。楽しむこと。一つ一つを大切にすること。そんなことを本動画は教えてくれます。

たしかに結論としては凡庸です。世の中の「成功者」のアドバイスは大体そうです。きれいごとばかりで真実味がありません。だから誰も本気で信じたりしません。でも、だからこそほとんどの人は成功しないのではないでしょうか。それが事実です。馬鹿にされたとしても僕は本気で信じることにしています。あなたはどちらを選びますか?

▶少し切り口を変えると成功に必要な力にはこんなのもあります。こちらも有名なスピーチで日本ではビジネス書としてベストセラーになっています。

成功に必要な「GRIT(やり抜く力)」とは?

▶TEDには夢を叶えた人たちの体験談がたくさんあります。3つに厳選した記事を読めば、あなたのモチベーションはさらにアップします。

夢を叶えたい人必見の3選!夢の達成方法をTEDが証明する!

▶今回の動画の参考書籍はキャロル・S・ドゥエック本人の「マインドセット『やればできる! 』の研究」です。興味が出た方は是非。


マインドセット:「やればできる!」の研究

TEDがシャドーイングに良い理由

さて今回の動画はあなたのシャドーイング教材となりましたでしょうか。ここでシャドーイング未経験者にあらためて説明をしますと、シャドーイングとは英語の音声を聞きながら、すぐ後を音声の真似をしながら復唱していく勉強方法です。聞こえてくる音声の後を影のようについていくところからシャドーイング(shadowing)と呼ばれています。負荷は高く難易度は高い学習方法ですが、正しく実践すれば得られる効果もまた大きいとされています。

そんな英語学習方法の1つであるシャドーイングとTEDの相性が良い理由は以下の通りです。

  • 動画に字幕がついている(英語も日本語も選択可能)
  • 再生速度が調整できる
  • 様々なジャンル、レベルの動画を選ぶことができる
  • 無料で視聴可能

TED動画で知識を身につけ、同時に英語のシャドーイングをしてスピーキング力や発音も身につける。本記事がそんな最高に効率の良い勉強方法に役立てられたなら幸いです。

▶シャドーイングは正しく実践しないと得られる効果は小さくなってしまいますので、正しい実践方法にいつきましては下記の記事を参考にしてください。

参考記事:【英語学習】シャドーイング初心者が実践している学習方法と効果や感想について。

▶シャドーイングの中でも発音に特化したい人にはこちらがおすすめです。僕はネイティブの方に言われたことがありますが、難しい単語を使ったり、正しい英文法を使うことよりも、とにかく発音がちゃんとしていないと正直何を言っているのかわからないそうです。簡単な単語を正しい発音で話すことが英会話上達の一番の近道ですね。

ハツオン|発音専門のオンライン英語コーチングの無料体験申込み