【英語学習】シャドーイング初心者が実践している学習方法と効果や感想について。

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英語学習のコツ

今回は僕が現在実践している英語学習法「シャドーイング」についての勉強方法と効果、実感していることを記事にしていきます。

  • シャドーイングがしたいけどやり方がわからない
  • シャドーイングって難しそう
  • シャドーイングという学習法が発音に良さそう

僕はシャドーイングを始めるまで、こういったシャドーイングに対する疑問が多くて悩みました。なぜなら調べてみるとシャドーイングという学習法には賛否両論あるからです。そこで本記事は僕と同様にシャドーイングを始めようかどうか悩んでいる人、きちんと正しいやり方や効果を理解してから始めたい人向けに記事を作成していきます。

本記事を読み疑問点を解決したうえで、自信をもってシャドーイングが開始できるようになれば幸いです。

この記事を書いた人
  • 現役の海外事業部マネージャー
  • 海外出張は北米や北欧を中心に10か国以上
  • Toeic 800点以上
  • 幼少期を海外で過ごす(詳しくはプロフィールに)

そもそもシャドーイングとは?

シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、そのすぐ後を音声の真似をしながら復唱していく学習方法です。聞こえてくる音声の後を影のようについていくところからシャドーイング(shadowing)と呼ばれていて、もともとは通訳者のトレーニングとして取り入れられているようです。

今は僕でも聞いたことがあるくらい一般の英語学習者にも知られている学習方法になっています。通訳者のトレーニングにもなっているくらいですから負荷は高く、難易度は高いですが、正しく実践すれば得られる効果もまた大きいとされています。

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シャドーイングの効果

僕はシャドーイングの効果は発音がメインだと考えていました。でも実際にはそうではなくて以下3つの能力に効果があるとされています。これは実践するしかありません。

  • スピーキング力(発音)
  • リスニング力
  • 単語・語彙力の向上

それぞれ詳しく見ていきます。

スピーキング力(発音)の向上

シャドーイングは声を出して練習するのでスピーキング力の向上になります。もう少し具体的に言うと、英語音声のイントネーション、息継ぎ、リズムの真似をする練習によって発音が身につき、それがスピーキング力の向上になるというわけです。

僕はネイティブの方に「語彙力が乏しくても発音が正しい英語の方が理解しやすい」と言われたことがあります。それほど発音は大事だというわけです。

リスニング力の向上

シャドーイングでは何度も何度も音声を繰り返し聞き直すことになります。その過程で英文に慣れリスニングの向上になるというわけです。

僕の考えと実感では、シャドーイングとは練習法の特性上、聞いた音声を、瞬時に自分自身で発話しなければなりません。これはただ単に聞こえてくる英語を理解しようというスタンスで聞くのとではまるで違います。「真似できるくらい完全に聞き取る」ということを意識することによりリスニング力の向上になるのです。

単語・語彙力の向上

シャドーイングで英語音声を繰り返し聞き、発話することによって英単語や構文、言い回しが自然と身につきます。構文や言い回しが身につくと、中身の単語を入れ替えて応用することで表現の幅が広がります。考えながら使うというよりは口癖のような感覚で使えるようになります。

シャドーイングの学習方法、実践4ステップ

僕はシャドーイングを4つのステップに分けています。シャドーイングは正しく実践するというのがとても大事なので参考にしてください。

  • STEP1:教材の用意
  • STEP2:音声を聞き、英文(字幕)で確認
  • STEP3:英文(字幕)を見ながら音声を聞き、2~3語遅れて真似しながら声に出す
  • STEP4:英文(字幕)を見ずに2~3語遅れて真似しながら声に出す

STEP1|教材を用意する

まずはシャドーイングに使用する音声の準備をします。僕にとってここが落とし穴になったので気をつけてください。シャドーイングで大切なのは聞き取りをしそれを真似して発音をすることで、単語や構文、語彙力を学ぶことではありません。

したがって選ぶ音声の教材は英語レベルを自分のレベルより下のものを選ぶようにします。僕はここを間違えて自分の英語力より上のものを選び単語や文法の読解にばかり時間を使ってしまった経験があります。僕と同じ過ちをしないようにしてください。自分のレベルより下というのは英語を聞きながら意味がとれるもの、8~9割は理解できるものが望ましいとされています。

STEP2|音声を聞き、英文(字幕)で確認する

僕は動画を使ってシャドーイングをしていますので、まずは英文を見ないで聞くことに専念します。動画時間は大体1分~3分程度のものが多いです。次に最初に聞いた動画を正しく聞き取っていたかを英字幕で確認します。

教材に使用する動画は字幕つきのものを選んでいます。正しく聞き取ったつもりが意外と間違っていたり、単語や語彙の意味が瞬時に頭に思い浮かんでこなかったものが出てきますのでチェックしておきます。

STEP3|英文(字幕)を見ながら音声を聞き、後を追いかけるように声に出す

次に字幕を見ながら実際に声を出してシャドーイングをします。大切なのは発音やイントネーションなので何度も繰り返し英語音声に合わせて発音し忠実に真似をしていきます。正しい発音を意識しながら、且つ、読みながら意味が同時に頭に浮かぶことも意識します。

STEP4|英文(字幕)を見ずに音声を聞き、後を追いかけるように声を出す

さていよいよ本番。字幕を見ず音声をシャドーイングをします。英語音声より2~3語遅れて発音します。少し遅れて発話しているので自分の発音があっているかを確認しながら忠実に真似することを意識して行います。

ここの部分は音声を暗記してしまうくらい繰り返し行うと良いです。僕は車通勤なので車のなかで誰にも聞かれずにしっかりと声を出して練習することが出来ています。なるべく自分にとっても楽しい動画を選ぶようにして飽きないように毎日の習慣にすると良いです。

おすすめ教材

それでは僕が実際にシャドーイングに使用している教材を二つ紹介したいと思います。

TED(Technology Entertainment Design)

TEDでは世界各国の著名人や知識人のスピーチを無料で聞くことができます。字幕も日本語と英語の両方を選択することが出来ますし音声のスピードも変更することができますのでシャドーイングの教材として有能です。欠点と言えば、難易度が高いものがあるのでどの動画を選ぶかは気をつけましょう。

参考記事:【英語学習】スキマ時間にTEDがおすすめ!メリットや勉強法と初心者向けおすすめのTED!

Nas Daily – You Tube

もう一つはNuseir Yassinさんが運営しているYouTubeの「Nas Daily」という動画サイトです。実際に英語学習のプロの目から見るとシャドーイングには不向きなのかもしれませんが僕はおすすめします。

理由は動画内容が面白いこと。多くの動画がちょうど1分で終わること。字幕がついている。出演者が元気で話し方に感情がこもっているので真似していても楽しくなる所です。是非聞いてみて下さい。

外部リンク:「Nas Daliy」のホームページ

まとめ

シャドーイングという英語学習法はたしかに難易度が高いところもありますが、その効果を考えると日々の英語学習に取り入れたい学習法のひとつです。

本文でも書いていますが、実際の会話においてネイティブからすると発音が非常に重要になってきます。これは自分の立場になってみて想像すると分かりやすいです。たとえば僕は日本語教師のボランティアをしていましたが、日本語学習者の発音が良いと話していることがすごく分かりやすいんです。逆にどんなに単語を知っていても日本語の発音が上手でないと相手が何を言っているのかが分かりません。

そのスピーキング力(発音)を鍛えることが出来るシャドーイングは僕たち英語学習者にとっては必須な学習方法と言えるのです。

ここまで紹介させて頂きましたようにシャドーイングは独学可能ではありますが難しい学習法でもあります。より効率的にシャドーイングを実践したい方、即行動に移せる方ならば「スタディサプリEnglish」がおすすめです。7日間の無料体験もできます。

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シャドーイングの中でも発音に特化したい人にはこちらがおすすめです。僕はネイティブの方に言われたことがありますが、難しい単語を使ったり、正しい英文法を使うことよりも、とにかく発音がちゃんとしていないと正直何を言っているのかわからないそうです。簡単な単語を正しい発音で話すことが英会話上達の一番の近道ですね。

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参考記事:現役海外営業マネージャーが海外営業の具体的な仕事内容を解説。

▶英語の勉強法はシャドーイングだけではありません。僕がこれまでに実践してきたいくつかの勉強方法を紹介している記事がありますのでよろしければ参考にしてください。

参考記事:【英語学習】僕がこれまでに実践してきた英語の勉強方法7つのメリットとデメリット。