今回は「your fault」というフレーズを紹介します。意味は「あなたのせい」になります。
ビジネスの場面では「your fault」という使い方はあまりしません。それはそうですよね。面と向かって同僚や顧客に対して「あなたのせいだ」とはあまり言わないものです。
このフレーズは、どちらかというと否定形にして「It is not your fault」「あなたのせいじゃないよ」あるいは「my fault」として「私のせいです」としての使用頻度がビジネス上では高いです。
でもまずは「your fault」というフレーズを使って、しっかりと「fault」の持つにニュアンスを掴んでマスターしていきましょう。
「your fault」の意味は?
your fault
- あなたのせい
という意味になります。
「your fault」は英語ではよく使われる表現で、他人を非難したり責めたりする時に使用されるフレーズです。具体的には、何か悪いことや問題が起きた際に、その原因となる人や要因を指摘するために使われます。
I missed the bus because you made me late. This is your fault.
「君が遅れたせいでバスに乗り遅れたじゃないか。これは君のせいだよ」
You spilled juice on my homework. This is your fault.
「君がジュースを宿題にこぼした。これはあなたのせいだよ」
「your fault」を使う時は相手を非難することになるため、使うタイミングに注意が必要です。
よく使う「your fault」の使い方・会話例
それでは会話の中でどのように使用されているのかを見て、さらに「your fault」のニュアンスを感覚的に掴んでいきましょう。
「your fault」の会話例①
彼女: I can’t believe you lost the concert tickets.
「コンサートのチケットをなくしちゃうなんて、信じられない!」
黒眼鏡: I thought you had them. This is your fault!
「君が持ってると思ってたよ。これは君のせいだよ!」
「your fault」の会話例②
こちらは前述した「your fault」の応用編ですね。「It is not my fault」「私のせいじゃない」というフレーズの会話での使用例です。
友人: You scratched my new car while parking!
「駐車するときに君は僕の新しい車に傷をつけてしまったじゃないか!」
黒眼鏡: It’s not my fault! The parking space was too tight.
それは私のせいじゃないよ!駐車スペースが狭すぎたんだ。
「fault」は「原因」や「責任」という意味を持ちます。またテニス経験がある方ならサーブミスの時に「フォールト」とコールされるので聞いたことがあるかもしれません。ここでの「fault」は「失敗」という意味を持ちます。
つまり「your fault」=「あなたの失敗」=「あなたのせい」というイメージを持つと覚えやすいのではないでしょうか。
「your fault」はどんなシチュエーションで使う?
これまで見てきましたように「your fault」は他人を非難したり責めたりする時に使われる表現ですが、今度は様々なシチュエーションを想定した例文を見ていきましょう。
過失がある場面
この場面では、相手が何か問題を引き起こした時に、その責任を問うために「your fault」が使われます。
“You were texting while driving, and now you’ve caused an accident. This is your fault!“
「運転中にメッセージをやり取りしていて、事故を起こすなんて。これはあなたのせいだよ!
約束の破棄がある場面
ここでは、相手が約束や合意を守らなかった場合に使われています。
“We had an agreement to meet at 5 PM, and you didn’t show up. This is your fault for not keeping your word.”
「5時に会う約束をしていたのに、現れなかった。約束を守らなかったのはあなたのせいだ」
「your fault」の使用は、相手を責める意図があるため、コミュニケーションの際には感情やトーンに注意が必要です。適切な状況で使うことが大切です。
類似フレーズ「not your fault」の意味は?
それでは導入部で話しました「it is not your fault」「my fault」「it is not my fault」 に関する例文を確認しましょう。
「it is not your fault」
ビジネス上ではよく使う表現です。相手方から謝罪された場合に僕はよく使っています。さっと言えるようにしておくと便利なフレーズです。
Don’t blame yourself for the bad weather ruining our picnic. It’s not your fault.
「悪天候でピクニックが台無しになったこと、自分を責めないで。君のせいじゃないよ」
「my fault」
こちらもビジネス上でよく使います。「I’m sorry」だけでは伝わらない「僕のせいで申し訳ありません」という気持ちを伝えるのに役立ちます。
I’m sorry I spilled water on your book. It’s my fault for being careless.
「ごめん、本に水をこぼしちゃった。これは私の不注意のせいだね」
「not my fault」
こちらも同様に覚えておくと便利ですが、瞬時に口に出せるようにしておかなければいけません。否定するわけですから言い淀んでいては説得力がありません。
I wasn’t aware the deadline changed. It’s not my fault; nobody informed me.
「締切が変更されたことを知らなかったんだ。誰も教えてくれなかったから、これは私のせいじゃない」
実際の使用例「TED Talks」より
ここでは実際の使用例を見ていきましょう。フレーズだけを切り取って聞いても意味がありません。全体の話の中でどのように使用されているのかを見聞きすることが大切です。
今回のフレーズ「your fault」はブラジルの起業家ベル・ペシさんの「夢をダメにする5つの方法」(5 ways to kill your dreams)の中にありますので是非、ご覧ください。
if no one bought your product, for sure, there is something there that is your fault.
(3分45秒)
But if you didn’t make them happen, it’s your fault and no one else’s.(4分00秒)
TEDでは日本語字幕の設定も出来ますので、どのように訳されているかを確認してみるのも面白いですよ。
▶TEDは英語教材としても有能です。今回の動画のように夢についてのスピーチをまとめた記事がありますので宜しければご覧ください。
夢を叶えたい人必見の3選!夢の達成方法をTEDが証明する!
まとめ
それでは「your fault」についてまとめていきましょう。
- 意味は「あなたのせい」
- 他人を非難したり責めたりする際に使用されるフレーズ
- 適切な状況で使うことが大切
このフレーズはとにかく瞬時に出てくることが大切です。非難するにしても、慰めるにしても、あるいは否定するにしても、タイミングが合わなければ相手に伝わる気持ちが半減してしまいますからね。